絵画を飾る場所 気を付ける4つのポイント

絵画を購入される際に、家のどこに飾るか考えてからご購入される方が多くいらっしゃいます。

玄関、廊下、階段の脇、寝室、リビング、ダイニング、和室、洋室、トイレなど壁面と絵のサイズが合えば絵というものは基本的にどこにでも飾れるわけです。

飾る場所は人それぞれですので、あまり申し上げることはできませんが、 あくまで一つの考え方としてご参考いただければ幸いです。

一枚の絵の個性

絵というものは私たちが想像するより、部屋の中で強い個性を発揮します。

大作はもちろん小品であっても、なにもなかった壁に絵が掛かると一気に部屋に「色」が生まれます。

私も個人的に若い作家さんの絵を購入し、狭い家に飾っていますが空間に「色」が生まれるのを実感しますし、自分のお気に入りの作品を飾れるというのはなんとも気分のいいものです。

飾る場所によって変わる感じ方

個性ある作品は飾る場所によって与えてくれる感覚も変化してきます。

例えば普段よく過ごすリビングに飾れば、視界にすぐ入ってきていつでも楽しめますし、 玄関に飾れば、出勤や帰宅の時に絵が視界に入り、その日を過ごすための活気を与えてくれるはずです。

寝室などプライベートな部屋に飾れば、落ち着ける空間づくりを手伝ってくれるでしょう。

絵は自分の個性を映す

絵は空間を彩ると同時に、自分の好みや個性を代弁させるツールでもあります。

作家の哲学を感じ、波長と合う作品と出会えれば、自分の部屋をいつもと違う空間にしてくれるはずです。

これらはあくまで考え方です。やはり自分の気持ちに正直に、形式に捕らわれず好きな場所に飾るのが一番です。

あまり難しく考えずにシンプルに、お気に入りの作品を空いたスペースに掛けてみてください。

絵を飾るのに適さない場所

絵の保存に適さない場所があります。以下を参考にしてください。

  1. 1、湿度70%以上が続き、寒暖の差が激しいような場所は避けてください。シミやカビの原因となります。
  2. 2、直射日光が当たるような場所も避けてください。日焼けにより変色、退色の原因になります。
  3. 3、排気ガスや煙が当たるところも避けてください。この2つが一番劣化を早めます。エアコンの通気口、喫煙スペースはこのような場所は要注意です。

いつき美術スタッフ 齋藤英哉

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