絵画を飾る高さは?
- 2016年04月12日
- 絵画の飾り方
絵画を飾る高さは?
絵を飾る場所を決めたら、いよいよ壁に掛けていくのですが、壁のどの高さで飾るか気になります。
高すぎると見上げるようになりますし、低すぎると目立たなくなってしまいます。
今回は画廊での飾り方を参考に飾る高さを考えます。
弊社で飾る場合
弊社の画廊で飾るときは、絵の中心が床からおおよそ140~150㎝の高さで掛けています。
低いように感じますが、画廊には家具等がないので絵と鑑賞者の間でゆったりと距離をおいて見ることができます。
そのため、140~150㎝くらいでも作品全体が視界に収まり見やすくなります。
画像…作品の中央が床より140㎝の高さです。
ご自宅で飾る場合
ただし、家具等がなく壁面積の大きい画廊空間とご自宅では勝手が違うと思われます。
仮にご自宅で140~150㎝の高さで飾る場合、絵と家具が干渉してしまうかもしれません。
生活空間での絵の高さは、それぞれに状況が違いますので100%と言えるものはありませんが、よく絵の中心が目線の高さより少し上にくると良いと言われています。
生活空間では画廊と違って家具が点在し、体を引いて見るスペースがない場合が多いです。
目線より少し上になることで、家具と棲み分けが付きやすくなると思います。
ソファやテーブルの場合
ソファやテーブルなど大きめの家具がある場合は、少し低めに飾ってもよろしいかと思います。
絵と鑑賞者の距離が広くとれるため、目線よりやや上だと距離を感じますし、座った時の目線からも低めの方が見やすいかと思われます。
画像…作品の中央が床より140㎝の高さです。
上記をご参考に、家具とのバランスをみながら、お気に入りの高さを探してみて下さい。
いつき美術スタッフ 齋藤英哉
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2016年04月12日