卒展とは?
- 2016年10月25日
- 絵画の基礎知識
卒展とは?
卒展とは「卒業制作展」の略称になります。
卒業制作展は創造すること(美術・工芸・デザイン・建築・工学etc…)を学んできた学生たちの技術と知識の集大成を発表する場です。
一つの分野を研究した学生は文系・理系を問わず、論文を通じてこれまでの集大成を発表します。
一方、上記のように創造することを研究してきた学生は、自身が制作した作品(学位によっては作品+論文)を以って卒業するため、作品を発表する場が設けられます。
卒業するための展示なので、当然卒業シーズンあるいはその手前の時期に集中して開催されます。
おおよそ1月から3月頃になります。
大学構内で一堂に発表することが多いですが、複数の大学合同で開催される場合は美術館を使ったり、学部単体の少人数での発表は貸画廊を利用されたり様々なケースがあります。
ギャラリーにとっての卒展
私どもギャラリーにとって、美術大学の卒展は重要なイベントです。
卒展は学生の最も気合の入った作品が列挙する展示です。そのため、卒展は将来有望な若い作家をチェックするのに、非常に効率よく見て回れる展示になるからです。
卒展の面白さ
卒展は学生の数だけ作品が並ぶので点数もボリュームがあり、若いエネルギーが溢れる展覧会です。
一人一人の個性を感じる中で、新鮮な発見があるかもしれません。
ぜひ足を運んでみてください。
いつき美術 齋藤