絵画用フックの使い方

絵画用フックの使い方は?

真鍮(しんちゅう)の絵画用フックは、丈夫で取り付けが簡単なので重宝しています。

ピンを壁に打ち込むもので木壁や石膏ボードに使用できます。

弊社では2本ピンタイプ(荷重3㎏まで)と3本ピンタイプ(荷重5㎏まで)を作品のサイズや重さに合わせて使っています。石膏ボードの場合の荷重は木壁のおおよそ40~50%が目安としています。但し石膏ボードの状態・条件や経年劣化により強度が弱くなる場合もありますのでご注意ください。

2本ピンタイプ(木壁3㎏まで)

4号までの小品であれば2本ピンでしっかりと飾れると思います。

3本ピンタイプ(木壁5㎏まで)

4号以上または小品でも額が重い場合は3本ピンを使うとベターです。

大作に使用する場合は?

20号以上など大作の場合は同じ高さにピッタリと(2~3個)繋げて打ち込むとでより強固になります。

絵画用フックはピンが斜め上から壁に入り込むため、抜け落ちる心配がありません。

絵画用フックを付けるポイント

フックを取り付ける際は額裏に付いているひもの緩みを予め計算することが大事です。

額のひもは少し緩めに張られているため、緩みを計算しないとイメージした高さに飾ることができないからです。

今回は目印シールを使ってひもの緩みを計算していきます。

※この方法はできれば2人以上で行ってください。1人が作品を壁に抑えてもう1人が目印を付けます。

  • 1、高さを決めたら額の真ん中部分の壁に目印を付けます。
  • 2、床に置いてひもを上に張り額の天井との長さを測ります。
  • この作品は10㎝でした。
  • 3、最初の目印を起点に計った長さ分下に目印を付けます。
  • 先ほどの目印から10㎝下に付けます。
  • 4、下の目印部分にフックの突起がくるよう打ち込みます。
  • 5、フックにひもを掛ければ完成です。ほぼイメージ通りの高さに掛けることが出来ました。
  • 注意点

    繰り返しになりますが、この方法は作品を持つ人と目印を付ける人の2人以上が必要です。

    無理をせずに安全を確保して取付作業をしてください。

    いつき美術 齋藤

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