新規取扱い作家 中村祐子
2016年07月21日
この度、いつき美術画廊では新規取扱い作家として中村祐子をご紹介いたします。
中村祐子は1977年東京都生まれ、2010年に東京藝術大学大学院修了、博士号を取得、現在は東京藝術大学美術館と女子美術大学の非常勤講師をおります。
四季折々のモチーフを、穏やかでいて柔らかく描き出していますが、中村祐子はその中に古典技法の截金を随所に散りばめています。
截金は細かく切り分けた箔を絵画や彫刻に貼り付け文様を表現する古典技法で仏教美術に用いられてましたが、江戸時代以降、姿を消してしまいます。
中村祐子は東京藝大大学院在学中、截金を研究・継承し自らの作品との融合を図ってきました。
画面の中で溶け合う古典技法と花鳥画の絶妙なバランスをお楽しみ下さい。