アーティスト・作家と話せるの?
- 2015年11月14日
- 絵画の基礎知識
現代のアーティストは話を聞ける!
作品を眺めていると、自分の感情や思い出とリンクして、想像が膨らむことがあります。
それと同時に、何でこのように描いたんだろうと疑問が生まれることもありませんか?
すでに亡くなっている作家に関しては、資料を集め、その端々から作家の思いを汲み取り疑問を解決していくしかありません。
しかし、今現在を生きている作家は、生の声を聞くことが出来ます。
作品に対して感じた疑問を解決できる可能性が0%ではない訳です。
アーティスト・作家はどこで会える?
アーティスト・作家の仕事の中心はアトリエですので、機会は限られますが、一番良いのは展覧会の会場にお越しいただくことです。
特に作家の一番の見せ場は個展です。
個展では、レセプションパーティーが開かれたり、会場に作家さんが在廊している場合があります。会場で思い切って話してみる中で、作品への新たな発見があるかもしれません。
レセプションパーティーや作家の在廊予定の情報は画廊のwebサイトやDM(ダイレクトメール)に記載されている場合が多いです。
アーティスト・作家にも色んな方がいます
アーティスト・作家も完璧な人ではありません(中には完璧な方もいますが)
作品に対し自ら多くを語りたくない方もいますし、話すことがキライな方もいます。作家と話すという事は、あくまで作品への知識を深める一つのツールとして考えた方がベターです。
ギャラリートーク・トークショーを活用する
いざ話す機会があったとしても、意識してしまうとやはり緊張します。
私も話す時(有名な先生方の前では特に)は、緊張して汗をかき今何を言っているか不安になることが多々あります。
難しく感じる方は、ギャラリートークやトークショーを活用すると良いと思います。
展覧会によっては、会期の中でギャラリートークやトークショーを設けている場合があります。
ギャラリートークは、作家が作品を解説しならがら来場者と一緒に観て回るイベントで、トークショーは作家・ゲストや司会と共に話し合う様子を聞くイベントです。
このようなイベントからも作家の信条を伺うことができます。
ギャラリートーク・トークショーも画廊のwebサイトやDMに情報が記載される場合が多いので、興味ある方はチェックしてみて下さい。
いつき美術スタッフ 齋藤英哉