夢の海

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作品紹介
千住氏の円形作品は一時期ごくまれに描かれたようだ。月、太陽の引力によって起こる潮汐現象(満潮干潮)、これを描画したタイドウォーターシリーズの作品である。同シリーズは故・稲垣功一氏の波の写真に触発され、始まった、と千住氏の著者で見た覚えがある。漆黒の闇に月明かりに照されたのか、黒色と鈍く光る金色を交互に配色し定型のような不定形のような波がうねり神秘的だ。軽井沢千住博美術館美術館で鑑賞したタイドウォーターの大作「波の詩」は横山大観作「海・山に因みむ十題」昭和15年作のうちの「黒潮」(メナード美術館収蔵)と「海潮四題・冬」(足立美術館収蔵)を連想させる。