タイドウォーター
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作品紹介
タイドウォーターは故・稲垣功一氏の波の写真に触発され、始まった、と著者で見た覚えがある。月、太陽の引力によって起こる潮汐現象(満潮干潮)、これを描画したタイドウォーターシリーズ、色彩はシルバー、ゴールド、ブルーのタイプがある。漆黒の闇に月明かりに照されたのか、黒と金を交互に配色し定型のような不定形のような波が神秘的だ。同色系のタイドウォーターの大作「波の詩112×291cm」を軽井沢千住博美術館美術館で見たおりに横山大観作「海・山に因みむ十題」昭和15年作のうちの「黒潮」(メナード美術館収蔵)、「海潮四題・冬」(足立美術館収蔵)が瞬時に浮かんだ。因みに横山大観は昭和33年2月に没し、千住博氏は同年1月に誕生している。上手く引き継がれたようだ。